福岡県警は24日、県内でのSNSを発端とする、投資詐欺、ロマンス詐欺の被害額は約8憶4400万円であると発表しました。県警によると、このうち投資詐欺の被害額は約7憶4000万円で、被害者に恋愛感情を抱かせ金銭をだまし取るロマンス詐欺の被害額は約1憶円とのことです。SNSを契機とする詐欺は、被害者の年代が幅広く、20代から50代が半分近くを占めているということです。
これまで数々の詐欺のご相談をお受けしてきましたが、「まさか自分が騙されるとは思わなかった」とおっしゃるご相談者さまは多いです。詐欺師はあの手この手を使い、巧妙にお金を騙し取ろうとしてきます。具体的には、偽物のアプリを使って、あたかも自身が投資したお金が運用されているように見せかけたり、少額の金額をあえて振り込みするなどして、実際に配当金がもらえると思わせようとしてきます。弁護士としては、SNSを利用する人は、「SNSでの儲け話はすべて詐欺」と考えていただきたいと思っております。