風俗トラブル相談|弁護士が不同意性交・美人局を解説

風俗トラブルで警察沙汰に?まず落ち着いて状況を確認

「警察に通報する」「不同意性交で訴えるぞ」
「慰謝料として300万円払え」

デリバリーヘルスなどの風俗店で、思いがけず女性や店側からこのような言葉を突きつけられ、今、この記事を読まれているのではないでしょうか。頭が真っ白になり、逮捕されるのではないかという恐怖、家族や会社に知られたらどうしようという絶望感、そして自分の軽率な行動への深い後悔に苛まれていることと存じます。

一人で抱え込み、インターネットで情報を検索しては、さらに不安を募らせる。そのお気持ちは痛いほどわかります。しかし、どうか冷静さを失わないでください。パニック状態で誤った対応をしてしまうと、事態はさらに悪化しかねません。

この記事では、風俗トラブルに巻き込まれてしまった方が、最悪の事態を回避するために何をすべきか、弁護士として具体的な道筋をお示しします。まずは深呼吸をして、ご自身の状況を客観的に把握することから始めましょう。

あなたの状況はどれ?風俗トラブルの典型2大パターン

風俗店でのトラブルは、一見複雑に見えても、突き詰めるといくつかの典型的なパターンに分類できます。ご自身の状況がどちらに近いかを確認することで、問題解決の第一歩を踏み出すことができます。ここでは、特にご相談が多い2つのケースについて解説します。

この記事で解説する刑事事件の全体像については、刑事事件で体系的に解説しています。

パターン1:合意のつもりが「不同意性交」を主張された

デリバリーヘルスの個室など、密室の空間で「場の雰囲気でつい本番行為に応じてしまった」「相手も同意しているように見えた」という状況は少なくありません。しかし、その行為の後になって、女性や店側から「あれは同意ではなかった」と主張され、不同意性交等罪で訴える、と告げられるケースです。

2023年の刑法改正により、この罪は大きく変わりました。かつての強制性交等罪と異なり、必ずしも暴行や脅迫があったことだけが要件ではありません。「同意しない意思を表明することが困難な状態」にさせた、あるいはそうした状態に乗じて性行為に及んだ場合も、処罰の対象となり得るのです。

特に風俗サービスの現場では、客と従業員という立場上の関係性や、密室という特殊な環境が「同意しない意思を示しにくい状況」と判断されるリスクをはらんでいます。被害届が提出されると捜査が開始される可能性があり、また密室での出来事は客観的証拠が乏しくなりやすいため、結果として不利に働く場合があります。

参照:内閣府男女共同参画局「性犯罪・性暴力とは」

パターン2:計画的?「美人局」で高額な慰謝料を請求された

もう一つの典型が、最初から金銭を脅し取ることを目的とした「美人局(つつもたせ)」です。行為の直後に屈強な男性が現れて「俺の女に何してくれたんだ」と凄む、法外な示談金をその場で即決させようとする、といった手口が特徴です。

美人局で屈強な男から高額な慰謝料を請求され、困惑する男性のイラスト

彼らは、あなたの弱みや「警察沙汰にしたくない」という心理に巧みにつけ込んできます。しかし、こうした行為は、相手方こそが恐喝罪や詐欺罪に問われるべき犯罪行為である可能性が高いのです。もし「美人局かもしれない」と感じたら、不当な金銭要求に応じる義務は一切ありません。むしろ、冷静に相手の矛盾点を観察することが、反撃の糸口となります。

弁護士が解説|風俗トラブル解決の重要な視点

風俗トラブルは、感情的な対立と法的な論点が複雑に絡み合う、極めて繊細な問題です。ここでは、私たちが実際に事件を解決する際に、どのような点を重視しているのか、その実践的な視点をお伝えします。

「同意」の証明はなぜ難しいのか?客観的証拠の重要性

不同意性交が疑われるケースで最大の争点となるのは、言うまでもなく「同意の有無」です。しかし、密室で行われた性的なやり取りについて、客観的な証拠を見つけるのは極めて困難です。

私たちは、あらゆる可能性を探ります。行為前後のLINEやSNSでのやり取り、当日の会話の録音データ(もしあれば)、店の予約履歴、防犯カメラ映像など、断片的な情報からでも「合意があった」ことを推認させる状況証拠を積み上げていきます。証拠が乏しい場合でも、双方の供述の信用性を徹底的に吟味し、相手方の主張の矛盾点を突き、捜査機関や裁判官に「同意があった可能性」を強く印象づける弁護活動を展開します。こうした緻密な作業こそが、示談交渉やその後の展開を有利に進める鍵となります。

美人局を撃退する交渉術と相手の矛盾を突く方法

美人局が疑われる事案では、相手の土俵で戦う必要はありません。弁護士が介入することで、交渉の主導権を握り返すことが可能です。

私たちはまず、相手の要求が法外であり、その言動が恐喝罪に該当しうることを冷静に指摘します。そして、「本当に被害を受けたのなら、なぜその場で警察を呼ばなかったのですか?」「なぜ内容証明郵便など正規の手続きではなく、今この場で現金での支払いを迫るのですか?」といった、相手の行動の矛盾点を具体的に突きつけていきます。

多くの場合、彼らの目的は「警察沙汰にせず、その場で大金を得ること」です。弁護士という法律の専門家が登場し、違法性を指摘されると、彼らはリスクを恐れて請求を諦めるケースが少なくありません。これは、パパ活をめぐる金銭トラブルなどでも見られる傾向です。

弁護士が見た風俗トラブルのリアルな解決事例

私が過去に取り扱った事案に、このようなものがありました。

ご相談者は、デリバリーヘルスでオプションの本番行為をした後、店側から「うちの従業員が同意していないと言っている。不同意性交罪で警察に通報する」と脅されてしまったのです。ご本人は合意の上だったと認識していましたが、警察に通報されれば逮捕や実名報道のリスクがあり、かといって店の言いなりになれば、法外な慰謝料を支払わされるかもしれない。まさに進退窮まった状況でした。

弁護士に相談し、風俗トラブルが解決して安堵の表情を浮かべる男性相談者

依頼を受けた私は、直ちに弁護士としてお店に連絡を入れました。まずは、これ以上ご本人に直接連絡しないよう求め、交渉の窓口を私に一本化することで、ご相談者の精神的な負担を軽減します。そして、「警察への通報は双方にとって望ましい結果にならない」という点を冷静に伝え、あくまで穏便な解決を目指す姿勢を示しつつ、丁寧な示談交渉を進めていきました。

結果として、警察に通報されることなく、20万円での示談が成立。逮捕、実名報道、高額請求という、ご相談者が恐れていたすべてのリスクを回避することができました。解決のご報告をした際、「本当に安心しました。先生に頼んでよかったです」と、心から安堵されたご相談者の表情は、今でも忘れられません。

トラブル発生!そのとき絶対にしてはいけないこと

パニック状態にあると、人は冷静な判断ができなくなりがちです。しかし、以下の行動は事態を決定的に悪化させる可能性があるため、絶対に避けてください。

  • その場で高額な示談金に応じてしまう:一度支払ってしまうと、美人局の場合は「もっと取れる」とさらなる要求を招く恐れがあります。また、不同意性交を疑われている場合は、罪を認めたと解釈されかねません。
  • 要求されるままに個人情報を渡す:免許証の写真や勤務先の情報などを渡してしまうと、後日、家族や職場に連絡されるなど、脅迫の材料に使われる危険性があります。
  • 相手を逆上させる言動をとる:感情的に反論したり、挑発したりすると、相手が逆上して本当に警察に通報してしまう可能性があります。冷静な対応が不可欠です。
  • 一人で解決しようと時間を浪費する:時間が経てば経つほど、証拠は散逸し、相手方の主張が固められてしまいます。初動の速さが解決の鍵を握ります。

今すぐ弁護士に相談を|あなたの未来を守るための選択

風俗トラブルは、非常にデリケートで、誰にも相談しにくい問題です。しかし、一人で悩み続けても、事態は好転しません。弁護士に相談することは、あなたの未来を守るための有力な選択肢の一つです。

風俗トラブルを弁護士に依頼する4つのメリットを示した図解。精神的負担の軽減、逮捕回避、秘密厳守、早期の身柄解放。

私たち弁護士にご依頼いただければ、以下のことが可能になります。

  • あなたに代わって相手方と交渉し、精神的負担の軽減を図ります。
  • 警察への通報や逮捕・刑事事件化のリスクを低減するための弁護活動を行います。
  • ご家族や会社に知られないよう最大限配慮し、秘密厳守で解決を目指します。
  • 万が一、逮捕されてしまった場合でも、可能な限り速やかに接見に駆けつけ、早期の身柄解放と不起訴処分を目指します。

福岡フォワード法律事務所は、ご依頼者様の悩みを自分自身の悩みと捉え、全力で弁護することをお約束します。私たちの信条は、ただ守るだけでなく、ご依頼者様の未来を切り拓くための「攻めの弁護」です。

窮地に立たされたときこそ、勇気を出して一歩を踏み出すことが重要です。その一歩を、私たちが全力でサポートします。どうか一人で抱え込まず、今すぐご相談ください。

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