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不倫とは
不倫の定義は人によってさまざまだと思いますが、慰謝料請求ができる場合の不倫とは、配偶者以外の者と肉体関係を持ったことをいいます。肉体関係とは性交渉の有無、すなわちSEXしたかどうかを指すのが一般的です。
最高裁判所は、不貞(不倫)とは、「配偶者のある者が、自由な意思に基づいて、配偶者以外の者と性的関係を結ぶこと」であるとしています(最判昭和48年11月15日判決)。
自分で請求する場合にはリスクもある
したがって、ご自身の大切なパートナー(配偶者)が他の誰かと不倫をしてしまった場合には、慰謝料請求を検討することになります。
しかし、慰謝料云々の前に、怒りが爆発して相手に怒鳴り込んでしまいたくなることもあるでしょう。直接相手方と話す場合には、どうしても感情が抑えきれなくなってしまうというのは人間ですので仕方がありません。
そうすると、発言する内容によっては、つい言いすぎてしまうこともあり、脅迫や名誉毀損など、逆にこちらが責められてしまう落ち度を作ってしまうこともありえます。
また、慰謝料を払うように要求し、不倫相手が示談書にサインしたとしても、本当に払ってくれるかどうかは未知数です。
慰謝料請求は弁護士におまかせを!
慰謝料請求は弁護士に任せてしまうことをおすすめします。弁護士に依頼すると、さまざまなメリットがあります。
① 精神的なストレスが緩和される
ただでさえ、あなたの大切なパートナーが寝取られて、莫大な精神的ストレスであるのに、交際を止めさせるために、あるいは慰謝料を請求するために相手方と直接交渉すると、余計にストレスがかかります。
この点、弁護士に任せていただければ、弁護士がそういったストレスは一手に引き受けますので、少しは精神的ストレスから解放されるのではないでしょうか。
② 接触禁止を求めることができる
不倫相手に慰謝料を請求することも大事ですが、あなたの大切なパートナーと不倫相手が今後は会わないようにすることが何より大事でしょう(とくに離婚しない場合)。
弁護士としては、慰謝料を請求するだけではなく、今後はあなたの配偶者に接触しないことを強く不倫相手に求めていきます。また、接触しないことを示談書に盛り込むこともできます。
③ 適正な慰謝料の金額を要求する
あなたが負った心の傷は、お金を払ってもらったからといって、ただちに癒えるわけではありませんが、法治国家のもとでは、金銭的に解決せざるを得ません。
そして、その金額はあなたの負った心の傷を正当に評価した適正な金額である必要があります。また、かりに不倫相手が、経済的に余裕がなかったとしても、払わなくていいことになるわけではありません。弁護士は、あなたから詳しく事情を聴取し、また、あなたのお気持ちもくみ取って、適正な金額を見積もり、強く不倫相手に請求します。
④ 示談書を作成し、支払を管理できる
支払うといった相手方が前言を翻さないよう、慰謝料の支払義務を認める示談書をしっかりと作成する必要があります。また、接触禁止や口外禁止、清算条項なども盛り込む必要もあるでしょう。
そして、分割払いとなった場合には、完済するまで弁護士がしっかりと支払状況を管理する必要があります。弁護士にお任せいただくことで、示談書の作成や、支払い状況を管理することができます。